建築&インテリアイラストや住まいづくりについて

フリーランスでの仕事強みについて

こんにちは!住まいの提案サロンくらし間 ナビゲーターのYumiです。

フリーランスのインテリアコーディネーターの仕事強みについて。
私の例をあげてご紹介します。

私がフリーになって現在も主にやっているのは、
建売分譲住宅の企画・設計・インテリア・インテリアコーディネート

どちらかというとローコスト住宅、
住まいのベースとなる「暮らしのデザイン」です。


主に4段階ありまして、

①企画から(分譲地のコンセプト・街並み提案等)

②設計から(外観・平面プラン・外構)

③デザインから(外装・内装)

④インテリアコーディネート


よくインテリアコーディネーター×自分の得意を持てばよい、

といいますが、私は上記の①②の部分をやるのが、
他のインテリアコーディネーターさんとの違いになります。
それが強みということになります。

ただこれは最初から「こうやろう」と決めてやったことではなくて
フリーランスで仕事を始めるうちに結果的にそういうニーズがあって
請けた仕事がそのまま定着したという感じです。

私はフリーの前は工務店の企画設計部にいて、
上記の4つを皆で分担してやっていたので
相手の方も全部できると思われていたんですよね、今思えば。

最初はもちろん設計などできませんから、
外部の設計士さんへ頼んで協力してもらっていました。

今では自分でプランはしますが、構造と法規的なチェックは外注していますし、
構造や法規に関して、ご相談できる会社さんの設計のみを請けています。
確認申請業務もやっていません。

自分でプランができるようになった影に投資とテクノロジーありです。

アーキトレンドという3次元CADをリース導入したおかげもあります。
びっくりするほど高額なCADですが、取引先の会社さんも使っていますし、
図面データのやりとりもでき、パースもそのまま立ちあがります。
パースを立ちあげながら、窓の配置やあれこれ検討できるのです。

これを導入しているインテリアコーディネーターは、ほぼいないと思います。
そして自分のその当時の大胆さに拍手です(笑)


そうそう、一度その設計の仕事も新規先で請けてですね。

打ち合わせ時に相手の会社の一級建築士の方に、
そのプランやら私のことを目の前でボロクソに言われたことがありました。

ずっと膝の上に置いたノートに

「ガマン」「ガマン」と書いて耐えていました・・・

確かにおっしゃることは正しいのですが、
そこまで言わなくても、その言い方、にちょっと衝撃的でした。
私は味方も一人もいなくてですね、援護射撃もなく。

打ち合わせ後に同席された営業さんがこっそりと
「すいませんでした」と声をかけてくれましたけどね。


まあそれ以来といいますか、その後は事前に構造や申請関係については
おまかせしたい旨をちゃんとお話してから、設計の仕事をお請けするようにしました。

私としては、自分が設計からでも入ることで、
1件でも多く優良な家が建てられることを祈って設計をしています。

ですので、「かっこいい」とか「ダイナミックなアクロバティックな空間」は
つくれませんが、「暮らしやすい家」を設計&デザインしています。


ということで、インテリアコーディネーター×企画設計 という強みをもった
フリーランスの仕事もあるんだよ、という事例でした。

同じような仕事をいったん会社で経験していないとできない強みかな、と思います。



これは③から入った家ですね。



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