建築&インテリアイラストや住まいづくりについて

タイルと塗り壁の見切り検討について

こんにちは!住まいの提案サロンくらし間 管理人の小猿由美子です。

今日はタイルと塗り壁のおさまりのお話。

タイルを壁に貼る場合は「見切り」が必要になるということを言っていますが、
見切りにもいろいろとありまして、

建材メーカーの造作材を使う場合
何か金物を使う場合
木を使う場合  etc….


今回のケースは見切りを使わないケースです。こちらは私の自宅キッチンです。



タイルは輸入タイルで、厚みも薄いものでしたし、小口もまあ見れなくもない。

壁の見切りはなしにしました。

反対側もあえて馬貼りのままです。



クロスだと難しいですが、塗り壁なら、のおさまりです。

クロスだとクロスの切れ目が直線でないのは、なかなかきれいにおさまりませんので。


ちなみにこのキッチン前の窓には、木製の窓枠が入っています。


今はメンテナンスを気にして、キッチンにタイルを貼る方はあまりおられないと思います。

一番最初のキッチンの写真は、住んで7年目、年末に掃除仕立ての状態です。

キッチン本体の扉はパインの無垢材ですが、だんだんと飴色になってきていますし、

タイルもピッカピカではないですが、全体のちょっと古びた感じに寄り添う感じで、

私はこの愛着が湧く素材が大好きなので、気に入っています。

この感じが好きな方にはわかる、感じでしょうか。

そのあたりは、住まいづくりのプロとしてはいろんなケースを知りつつ、

話から見えてくる「住まい手の価値観」を察する部分ですね。

よき提案ができますように。

error: