建築&インテリアイラストや住まいづくりについて

タイルと床をつなぐ場合の注意点

こんにちは!

住まいの提案サロンくらし間 管理人の小猿由美子です。

タイルと床をつなぐ場合のお話です。

床はいつも体に接する部分なので、とても重要です。

異素材のものを床に使う場合は、いくつか注意点があります。



1つめは、最初から使う素材は決めておくこと。

それは素材の厚みの違いがあるからです。

フローリング材が12.5mm
タイルが9mm

とすると厚みが違うので、建築工事の時点で最終的にフラットになるように、
タイルの接着剤分なども考慮して、下地の高さを調整します。


なので、後からこれを使いたいというのはNGなので、工事が始まった時点で、
使いたい素材のこと、を現場へ連絡しておくことです。


2つめは、使う素材の在庫確認です。

使う予定の素材が欠品の時があります。
最終的に発注時点で欠品となると、厚みに合わせて選びなおしになります。


これがPタイルやクッションフロアだと、厚みが同じものが多いので、
案外代替品が見つかるものですが、


輸入タイルなど納期が怪しいものは要注意です。
予約で在庫が確保ができるもの、国産タイル(も納期注意ですが)などのタイル以外は、
慎重になってください。



3つめは、つなぎ方の相談です。

どうやっておさめるかです。

これはトイレの床がタイル、廊下がフローリング、の場合です。

ドアの下枠を入れて、完全に分離するやり方もありますし、
このように、タイルだけでおさめることもあります。

フローリングの向きによっては、このようにはいかない場合もあります。

このように、何か異素材の見切りを入れないときれいにおさまらない場合もあります。

一番おすすめは、その会社の過去の施工例があるとなおよしですが、
ない場合はタイルと床をつなぎ方の写真を探して、監督に見せることです。

そうすると何かアイデアをだしてくれますよ。

まとめると、

①素材を最初から決めておく

②在庫の確認

③つなぎ方の相談

を気にしつつ、必ず現場との相談、を常に心がけてください。

そして、全部自分で決めなくてよい、ことは言うまでもありませんので、安心してください。

ではまた。


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